資格概要
AWSの認定資格の一つである SAA(Certified Solutions Architect – Associate)は、AWSのソリューションサービスを適切に選択、組み合わせてシステムを構築、運用するスキルを証明する認定資格です。SAA資格はAWSの資格の中でも最も人気のある資格の一つで、エンジニアがAWSのスキルを証明するために最初に目指す資格です。
SAA試験の有効期限は3年間です。認定の有効期限が切れる前に最新バージョンの試験に改めて合格するか、上位資格であるSAP(Certified Solutions Architect – Professional)に合格すると、再度認定を取得することができます。
試験範囲
最新のSAA試験はSAA-C03試験です。SAA-C03の問題は4つの分野から出題されます。
1. セキュアなアーキテクチャの設計
- セキュアなアクセス設計
- アカウント管理、アクセス制限などの設計
- リージョン、アベイラビリティーゾーンなどの概念
- セキュリティのベストプラクティス
- セキュアなワークロードとアプリケーション設計
- アプリケーションとネットワークの保護
- 外部の脅威への対策
- セキュリティサービスの適切な利用
- データのセキュリティ設計
- データアクセス、ガバナンスの管理
- データ保護
- データ暗号化
2. スケーラビリティと弾力性に優れたアーキテクチャの設計
- スケーラブルで疎結合な設計
- APIの管理、SQSなどのマネージドサービスの活用、垂直・水平スケーリング
- コンテナ、サーバレスアーキテクチャ
- マイクロサービス設計、イベント駆動型アーキテクチャ
- 各種ストレージ
- 高可用性な設計
- リージョン、アベイラビリティゾーン
- バックアップ、フェールオーバー、RPO/RTO
- 分散設計、ロードバランシング
3. 高パフォーマンスなアーキテクチャの設計
- 高パフォーマンスでスケーラブルなストレージ
- S3、EFS、EBS
- 可用性、拡張性
- 高パフォーマンスで伸縮性のあるコンピューティング
- Auto Scalling、Fargate、Lambda、ECS、EKS
- SQSによる非同期処理
- 高パフォーマンスなデータベース
- RDB、Aurora、DynamoDB、ElastiCache
- マルチAZ、マルチリージョン、リードレプリカ
- 高パフォーマンスでスケーラブルなネットワーク
- CloudFront、Global Accelerator
- VPN、Direct Connect、PrivateLink
- ALB、NLB
- 高パフォーマンスなデータの取り込みと処理
- S3、Athena、AuickSight
- KinesisやDataSync、Glue、EMR
4. コスト最適化
- ストレージのコスト最適化
- S3のライフサイクル管理、アクセスオプション
- HDDとSSD、EFSとFSx
- DataSyncやStorage Gatewayによるハイブリット環境
- コンピューティングのコスト最適化
- リザーブドインスタンス、スポットインスタンス、Savings Plans
- Auto Scalingやインスタンス種別の最適化
- データベースのコスト最適化
- キャッシュやリードレプリカ
- データ保持ポリシー、スナップショット
- ネットワークのコスト最適化
- NATゲートウェイ、VPCエンドポイント、Direct Connect、VPNの選択
- CDNやエッジキャッシュの活用
- リージョン間通信の最適化
試験概要
試験は全65問で、うち50問が採点され、15問はスコアに影響しない採点対象外です。
採点は1,000点満点で、合格点は720点です。
出題は選択形式で、4つの選択肢から1つ選択する問題と、5つ以上の選択肢から2つ以上選択する問題の2種類があります。
問題文は長いもので500文字程度まであると予想され、問題文や選択肢を読むだけで時間がかかります。練習問題を繰り返し解いて本番の出題形式になれることが重要です。
勉強時間の目安
学習時間目安 | 参考学習方法 | |
---|---|---|
AWS未経験 | 3か月 | 書籍 WEB講座 WEB問題集 |
AWS学習経験あり | 1か月 | WEB講座 WEB問題集 |
業務でAWSを利用中 | 2週間 | WEB問題集 |
AWS初心者の方が最初にSAA試験にトライする場合、3か月程度の学習期間を予定するといいでしょう。まず最初に参考書やWEB講座でクラウドについての基本的な概要を学習し問題集を繰り返しといて試験に備えましょう。また実際にAWSを契約してEC2やS3、Lambdaをつかって簡単な環境を作ってみることで、AWSの全体感をつかむことができます。AWSの無料枠を活用して効果的に学習することができます。
すでにAWSのほかの資格を取得していたり学習経験がある場合は、1か月程度集中的に学習することでSAA試験の合格レベルに達することができます。知識に偏りがある場合はWEB講座などを簡単に一通りインプットして、不足している知識を押さえましょう。あとは練習問題を繰り返し解くことで合格レベルに到達できるはずです。
業務で普段からAWSを使用しており知識は十分身についている場合は、2週間程度の学習でSAA試験に合格できる可能性があります。練習問題を繰り返し解くことで本番試験の準備をしましょう。
参考教材
当サイトではAWS SAA試験の練習問題を多数掲載しています。繰り返し解いて本番に備えましょう!
- AWS SAA 無料練習問題 Lite ①
- AWS SAA 無料練習問題 Lite ②
- AWS SAA 無料練習問題① 30問 2024/10 更新
- AWS SAA 無料練習問題② 30問 2024/11 更新
- AWS SAA 無料練習問題③ 30問 2024/12 更新
またudemyのWEB講座もおすすめです。
- 【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
- 40時間以上の映像授業
- 2個の演習テスト
- 10万人以上が受講する人気講座
- 【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
- 6回分の演習テスト
まとめ
AWS SAA試験について解説してきました。AWS未経験から挑戦する場合は、最初は覚えることがたくさんあって大変ですが、しっかり勉強すれば手の届く資格です。AWSの資格を獲得すれば、AWSの基礎的な知識を獲得できるだけでなく、エンジニアとしての能力を証明して仕事につなげることができます。ぜひ挑戦してみてください!